住宅ローンを利用する際のつなぎ融資の借り方で十万円以上損する話
以前の記事でお勧めのフラット35取扱機関のご紹介をしました。
以前の記事では、どの金融機関でフラット35を利用するかで何十万円も損するか得するかが変わることをご紹介しましたが、今回はフラット35に限らず住宅ローンを利用する際のつなぎ融資の金融機関選びでも何十万円の違いがでます。
というお話しです。
住宅ローンの お金が振り込まれる次期
住宅ローンの契約をして、お金が振り込まれるのは、引渡し時です。
マンションや戸建て住宅を購入する場合は、
①契約
②支払い
③引渡し
と非常にシンプルなので、問題ありません。
しかし注文住宅を購入する場合はそうはいかず、
①(工事引き受け)契約
②着工・・・支払い1回目
③上棟(屋根が立つ状態の工事のおおよそ中間)・・・支払い2回目
④引渡し・・・支払い3回目※ここでフラット35のお金が振り込まれる
と少なくとも3等分にお金を工務店なりハウスメーカーに支払うことになります。
そうすると、注文住宅の場合は住宅ローンのお金が振り込まれる前に、
数千万円のお金を用意しなければなりません。
そこで利用するのがつなぎ融資です。
※土地から用意する方は土地取得時にもつなぎ融資を利用することになりますがここでは割愛しています。
つなぎ融資とは
つなぎ融資とは、フラット35のお金が振り込まれるまでの間に支払わなければならない金額分を金融機関から借り、フラット35のお金が振り込まれたら返すというローンの仕組みです。
このつなぎ融資は、必ずしもフラット35を借りた金融機関で借りなくても構いません。
このつなぎ融資は、住宅ローンの金利よりも高いです。
そして今回改めてつなぎ融資について調べてみて知ったのですが、つなぎ融資でかかる費用は金融機関ごとにまちまちで、どの金融機関でつなぎ融資を契約するかによって十万円以上も金額差があることが分かりました。
具体例
私の場合、工務店から紹介された金融機関でつなぎ融資を2,000万円借り、金利・手数料込で10万円弱でした。
ネットで同じ条件でのつなぎ融資を借りた場合の情報を探してみたところ、楽天銀行の公式サイトにちょうど2,000万円つなぎ融資を借りた場合のシミュレーションが載っていました↓
www.rakuten-bank.co.jp
これによると、
融資事務手数料11万円
金利1回目14万円
金利2回目5万円
金利3回目2万5千円
で合計なんと32万2千円でした!!
この例の場合は3回に分けていることと、私がつなぎ融資を借りた期間は120日なので、若干条件は違いますが、それ差し引いたとして10万円マイナスしたとしても、私よりも10万円以上も手数料と金利がかかる計算になりました!!
ちなみに私が借りたつなぎ融資は、工務店さんと金融機関が独自に契約しているプランでオープンになっているモノではありませんでしたので、具体名は差し控えますが、つなぎ融資の借り方一つでこれだけ差が出ますので、皆様もまずは工務店やハウスメーカーの方に相談をしてみましょう。
2000万円のつなぎ融資で3カ月間の期間であった場合、安いところを探せば10万円弱の手数料+金利で実行してくれる金融機関もありますので、それを一つの目安に少しでも良い条件のつなぎ融資の金融機関を探してみましょう。
ではでは、少しでも注文住宅を検討している方のお役にたちましたら幸いです。
ではでは
- 作者:千日 太郎
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