オーナー視点の注文住宅おすすめ情報

工務店で新築注文住宅(マイホーム)を建てる上20社以上のハウスメーカー、工務店を見て回ったり、100時間以上かけて学んだ建築知識や体験談を綴るブログ

アキュラホーム ハウスメーカー回想録その2

ハウスメーカー回想録ということで、話を聴いたハウスメーカー工務店のすべての会社の資料を取っていたり、メモを取っているわけではですが、覚えている限りのハウスメーカー工務店を見て回った回想録を書いていきます。
※すべて私の独断と偏見です。

今回は、

アキュラホーム さんについて

www.aqura.co.jp

【特長】

①特長はカンナ社長という職人上がりの社長さん

宮沢社長が有名で、TV番組の「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」でも取り上げられたようです。

②現場主義

現場主義で職人を大切にされている印象があります。専属の大工さんに仕事をお願いしていて、安心感が持てます。
また、色々な工法を自宅で実験して使ってみてから実用化を図っているそうです。

③アキュラシステムという見積もり方法

柱一本からいくらかかったかを出していくスタイルで、消費者目線に立った営業スタイルも特徴です。
(※部材や1加工あたりの詳細見積もりを出してくれる工務店さんはアキュラホームさん以外にも結構あります)

【感想】

①客観的な性能値を示してほしい

専属の職人さんや工法を前面に出した「匠の技術」や、「地震に強い家」、「夏は涼しく、冬は暖かい」という特徴の説明がありましたが、客観的な性能値の説明がないので、それは出せないのだと思いました。

客観的な性能値を出せる状況であれば、それをパンフレットでも、営業さんからの説明でも堂々と出せるからです。(例えばアキュラホームさんが客観的な性能値を示せるであろう耐風等級については「耐風等級2の基準を超える」という打ち出しをされていました)

地震への強さであれば、耐震等級でどのくらいの強度なのか、耐震等級3と比べてどのくらいの強度がある家なのか。

住宅の温湿度やライフサイクルコストであれば、断熱性能や機密性能はどのくらいなのか。

それらの客観的で、住宅には非常に重要な指標がパンフレットに全く示されていないということは、それらを示すことができないということです。

少なくとも私はそう判断しました。

そして上記と同様の感想は、今後9割のハウスメーカーに対して持つことになります。

②パンフレットが充実

設計をした住宅事例のパンフレットだったり、家づくりを考えるにあたって考えをまとめていく「家づくりIDEA NOTE」というパンフレットは、家の雰囲気や間取り、予算、優先順位を決めていくうえでとても役に立つものだったので、資料請求をするか、住宅展示場を訪れてもらう価値ありです。

【総評】

単価は安いようなので、そこそこの値段で、そこそこの性能で、「職人さんにしっかりとした家づくりをしてもらえそう」という安心感を持ちながら家づくりをしたい人で、工務店よりは規模感のある会社に頼みたいのであれば選択肢に入れてもよいのかなと思いました。