一種換気と三種換気どちらが良いか?
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換気システムの種類については前回の記事で書きましたが、ではどちらが良いか?
結論から言うと、私は1種換気にしました。
どちらを選ぶべきかについてはいろいろな考え方があります。
その一つはコストですが、コストからみる換気システムの選び方については、いろいろな人がいろんな意見でブログや動画をあげていますが、私はそれとは別の観点で選びましたので、その考え方について書きたいと思います。
ちなみに、コストからみる換気システムの選び方についてはおそらく松尾設計室さんの動画を見ていただくのが一番わかりやすいと思います。
一種換気 つけたほうがいいかどうか自分で判断する方法
私が1種換気にした理由は、単純に「できるだけ家の中で寒いと感じたくないから」です。
まあ一条工務店さんのように、家じゅうに床暖房をつけたり、24時間全館空調をするような家なら、どちらでもよいんでしょうが、我が家のライフスタイルとしては必要な時にエアコンをつける間欠空調の方が合っています。
その場合、エアコンをつけない状態でもできる限り家の中が寒くならないことは私にとって家の快適性を考えるうえで非常に重要だと考えたからです。
実際、我が家は関東地区ですが、冬の一番寒い時期で外気が0度前後になる時期に、夜はエアコンを消しますがそれでも朝エアコンをつける前の室温は大体18度くらい、下がっても17度くらいまでしか下がらず、床も素足でもスリッパがないと歩けないというほど冷たくもなっていません。
こうした環境は私にとってはコスト以上に重要な要素です。
わざわざ注文住宅で家を建てるのであれば、自分にとって快適だと思える環境を判断軸の第一にすべきだと私は思います。
ブログや動画では、わかりやすいのでコスト比較をしたコンテンツが多くみられますが、「快適さ」はお金に換算できないですよね?
数字上で示される「こちらの方が得」という情報は確かに明確でわかりやすいですが、それよりもあなた自身がなにをどう感じるか、どういう環境に身を置きたいのかを優先させるべきだと思います。
そのうえで、コスト比較をすれば、それがあまりにも費用対効果から外れすぎているのか否かや、自身が投資すべき金額として適切かの参考になると思います。
ちなみにコストでいうと、松尾設計室さんがわかりやすく計算していただいていますが、設置費用やランニングコストは1種換気が高くなりますが、その分エアコンにかかる電気代が節約できるため、30年くらいのスパンで見た場合は1種換気の方が優位になるようです(もちろん諸条件によって結果は異なります)。
いかがだったでしょうか。少しでも家づくりの参考になりましたら幸いです。
ではでは。
- 作者:松尾和也
- 発売日: 2020/08/06
- メディア: 単行本